ハードワークな編集者が今年買ってよかったもの2021
今週のお題「買ってよかった2021」
インターネット風物詩。
このテーマの投稿がちらほら流れ始めると、「今年も終わりだなぁ」としみじみします。
自分は今まで書いたことない気がするけど、投資してよかったな〜と感じるものをいくつかまとめてみようかな、と。
(なぜなら、大変久しぶりに何にも追われない正月休みモードだから)
1. さとなおオープンラボ(さとなおラボ)
ここを書きたくて、今回筆を執った感。
「何それ?」と思った方に簡単に説明すると、マーケティング分野の名著『ファンベース』(ちくま新書)であるコミュニケーションプランナーのさとなおさん、こと佐藤尚之さんから「伝える仕事」の学びを共有してもらう講座です。
正確には昨年末に申し込んだので2020年の買い物ですが、年始から隔週で約3カ月間みっちりと受講しました。
どのくらいみっちりかと言うと…
- 平均5時間の授業 × 全10回
- 使ったスライド枚数 5200枚
- 課題図書 7冊(プラス、さとなおさんの著書3冊も読了)
- グループワークの課題は、大きく4つ。最終課題は、実際の企業さんに対する施策プランニング+プレゼン
これだけのものをギュギュッと注ぎ込まれた日々で、「伝える」を徹底的に学ばせてもらいました。
なんで受講したの?
私は、今年で編集者歴8年目だったのですが、今までほぼほぼ実地というか、見よう見まねでしのいできたキャリアだったな、と。
というのも、2019年末にNewsPicksのブランド広告制作の専門チーム「Brand Design」に転職してから、まるで何もできなくなってしまったという…。
たしかにビジネス・経済ジャンルはそれまでほぼ未経験。とはいえ、オウンドメディアの制作や、前職のBuzzFeedでも同じくブランド広告を作ってきました。
「畑が変わるけど、これまでの経験を活かして頑張るぞい」って飛び込んだら、畑じゃなくて田んぼだったくらいの衝撃。
自分が何年もかけて培ってきたものはなんだったのかと、愕然としながら、それでも意地だけで走っていましたが、2020年はもう本当に思い出したくないくらいボロッボロになりました。
そんなときに、ラボの募集開始を教えてくれたのが、編集の師匠である宮脇淳(a.k.a. 鬼の宮脇)さんでした。
「忙しいし、(来年無職になってるかもだから)お金ないし」とゴチャゴチャ言う私に、「もし金銭面だけの問題なら貸します」とまで言ってもらって、自分に投資する覚悟を決めました。
何が得られたか
一つは、仕事の土台となる「コミュニケーション/広告における基礎的な知見」です。
さとなおさんが常々おっしゃっていたのは、「どんな仕事でも70点を取るのがプロ」。課題の講評でボコボコにされながら、その価値と難しさをひしひしと感じていました。笑
もう一つ「目的は、伝えたい相手を笑顔にすること」というのは、たぶん一生忘れられないと思います。伝えたい相手って、たぶん編集者に限らず、ほぼすべての職業において間接的にでも存在するはず。ある意味では、どんな仕事にも役立つ土台だと思います。
ラボの前後で大きく変わったのは、今の仕事が本当に楽しくなったこと。
もう一つは、「一生の仲間」です。
ラボの目指すものとして「ラボは知見を得るためだけの集まりではなく、一生の仲間になること」が応募の時点ではっきりと掲げられています。上に貼った募集告知のnoteにも、何度も出てくるフレーズ。
正直なところ、私はこの手のノリに大変抵抗がある人種です。でも、仕事でクッタクタになっているところにオンラインで集まって(今回はコロナ禍で、リアルで会えませんでした)、課題のために2時間も3時間も、ときには日付が変わるまで、グループワークするわけです。むっちゃ仲良くなった!!!
こういう、否応なしに同じ時間を過ごすことって、仕事以外だと全然なくなっちゃうんですよね。ちょうどコロナ禍で、「自分の人生は本当に孤独だな〜」と感じていたので、16人のクラスメイト、特に同じチームになった3人には、精神的にかなり大きな支えになってもらった感があります。
得たものが大きすぎて、投資した10万円は今思うと破格。次回がいつ開催になるかわからないし、白目を剥くくらい大変ですが、まーじでオススメです!
2. オフィスチェア
急に普通か! Amazonのタイムセール祭りで3万ちょいのときに買いました。
何もおもしろくなくてすみません。でも、マジでハードワーカーは絶対に絶対にオフィスチェアに投資すべきだと、実体験を以て力説します。
というのも、夏頃にエコノミークラス症候群で、緊急入院する羽目になり…。
要因は特定できず、いろいろあるのですが、医師の先生や看護師さんから聞いた話では、私と同じ肺血栓で入院される方が、ここ1年で増えているそう。そして、みんな「テレワークしている」と言うそうです…。
私の会社は当初から出社義務なしのフルフレックスで、コロナ禍で即座に完全テレワーク化。仕事でも趣味でもパソコンの前に張り付いているなか、「椅子に何万円も出すのはちょっと…」と、安い折りたたみチェアにクッション敷いて働いてました。本当に浅はかでした。
よく「人生の3分の1は睡眠時間なんだから、寝具はいいものを使うべし」といいますが、これハードワーカーは椅子です。なんなら半日くらい座ってる人いませんか?
人生で初めて自分のお金で入院したんですけど、入院費むっちゃ高いです。そこまでいかなくても、腰痛のケアだったりに時間やお金がかかるなら、そこを軽減できる方法としてオフィスチェアなんて安い投資だと思います。
3. 食事の冷凍宅配サービス
簡単にQOLが上がる宅食サービス。私は低糖質メニューが豊富な「nosh(ナッシュ)」を使っています。
食べるのは大好きでも、いかんせん忙しいと「自分1人の食事って、本当にどうでもいいナァ〜」と思うしキッチン狭いし、そもそも仕事で頭いっぱいだと献立を考えるとか無理!
なので普段の食事が、「豆腐と冷凍ブロッコリー」とか、コンビニアイスだけとかがデフォルトになっていました。
今年は緊急事態宣言が長く、外食の機会もうーんと減ったし、体も壊したし、さすがに食事にも気を遣うか…と試してみた次第。
noshは、ロールキャベツとかハンバーグとか、天地がひっくり返っても自分で作らないメニューが割とお手頃な価格で楽しめるかつ、スーパーやコンビニのお惣菜よりも健康的な栄養バランスなので、とてもありがたいです。お子さん含む3人家族の同僚も愛用していると聞いて、意外と単身者以外にも活用できるよう。
困るのは、費用を抑えようと1回に届く量を増やすと冷凍庫がパンパンで、アイスが入らなくなること…。
4. MOW
今季のセブン限定MOW「ピスタチオ&チョコート」がどのくらい美味しいかを写真で表現しました。 pic.twitter.com/1A8lguh3o9
— 中道薫 (@nakamichikaworu) 2021年11月15日
私の推しアイスクリーム。
特に、今年の4月に出たリッチ版「MOW PRIME」のゴールドラムレーズンとバタークッキー&クリームチーズ、それからセブンイレブン限定のピスタチオ&チョコートは特に狂ったように食べていた気がします。
1日の水分をすべてこれで賄っていた日もあるとかないとか…。
私の最推しアイスへの溢れる愛を"ストップMOWション"で表現してみました。
— 中道薫 (@nakamichikaworu) 2021年6月20日
どうか伝われ、MOWの魅力…!#MOWをPRしてみた #StopMotion pic.twitter.com/qCXiOefeBj
愛が募りすぎて動画まで作った。のち、キャンペーンで選ばれて賞金をいただきました。
MOWはさすがに仕事にはなってないけど、「推しを語り続ける」って結構大事です。意外とこういうのがセルフブランディングになっていて、思わぬ案件が舞い込んだりするので、好きなものへの愛は、惜しみなく語っていきたい所存。
甘いものお好きな方は、ぜひ同じ価格帯のアイスと食べ比べてみてください!
冷凍庫に常に置いておけるお値段で、このクオリティは超すごいです。森永乳業さんを引き続き推します。
5. セルフ写真館
K-POPやら韓国ドラマや韓国料理やら韓国コスメやら、とにかく韓国にどハマりしているなかで、とある10代向けのメディアの記事で知った「セルフ写真館」なる韓国発(?)のサービス。
ざっくり言うと、一眼レフカメラとストロボがセッティングされたスタジオで、好き勝手にシャッター切り放題。撮影データも、まるっと転送してくれる的な仕組みです。
だいぶ雑な表現ですが、高級なプリクラみたいなものだと思ってください。
閑話休題。学生時代の友人って、忙しいとどうしても疎遠になります。それでも、私くらいの年齢だと誰かしらの結婚式で、年に1〜2回はみんなで集まって、写真を撮ってが当たり前。
しかしそんな機会も、コロナ禍になってからは全然なくなってしまって、ふとiPhoneのフォトライブラリを見ていて「ぜんっぜん思い出がない…!」と愕然としました。
2020年の、2021年の自分と友だちの記録を残したいなーと、“何でもない日の記念写真”を撮ろうと、友人に声をかけました。
普通に生活していると、自分の写真ってなかなか撮られる機会がないし、近影って仕事柄も意外と使うので、アップデートできてよかったです。
以上、仕事の観点で選んだ買ってよかったものでした。
コンテンツ系のよかったものを書き忘れたけど、パッと思いつくところでは、『ルックバック』『ねぇねぇ、ねねさん』、『スタートアップ 夢の扉』(キム・ソンホLOVE)、中村佳穂さんのライブ、BTSのLAコン等々…。
仕事に関係なくだと、まだまだ韓国コスメのアレとかコレとか、お洋服だとマメクロとユニクロセオリーとか。
今年は仕事に熱心で、プライベートが少なかったので、来年はバランスをとりつつ、もっともっと欲張っていきたいと思います。
それでは、またの日まで。よいお年をお迎えください。